各種板金工事ってなに?
建物の屋根の重要な部分を保護し、雨水の侵入を防ぐための施工方法です。
板金工事は屋根や外壁の防水性能を保ち、建物の耐久性を向上させるために欠かせない施工です。具体的には、軒先唐草、ケラバ包み、棟板金、換気棟、谷板金、雨押え板金などの工事が含まれます。
板金工事の種類 | 役割 | 主な効果 |
---|---|---|
軒先唐草 (のきさきからくさ) |
屋根の先端部分に設置 | 雨水の侵入防止、外壁や基礎の劣化防止、美観保持 |
ケラバ包み | 屋根の側面に設置 | 雨水の垂れ防止、外壁の劣化防止、デザイン性向上 |
棟板金 (むねばんきん) |
屋根の頂部に設置 | 屋根の接合部分の雨水侵入防止、屋根の安定性向上 |
換気棟 (かんきむね) |
屋根の頂部に設置 | 屋根裏の換気、結露や湿気防止、内部環境の改善 |
谷板金 (たにばんきん) |
屋根の谷部分に設置 | 雨水の排水、雨漏り防止、屋根の劣化防止 |
雨押え板金 (あまおさえばんきん) |
外壁と屋根の接合部に設置 | 雨水の侵入防止、外壁の腐食やカビの防止 |
各種板金工事はこんなお客様におすすめ!
- おすすめ.1
- 屋根のすき間から雨水が漏れている場合は、板金工事をおすすめしています。軒先や棟部分の板金が劣化していると、雨水が侵入しやすくなります。板金工事を行うことで、屋根の防水性能を取り戻し、内部への水漏れを防ぎます。
- おすすめ.2
- 風や雪の影響で板金が変形している場合にも、板金工事は推奨されます。台風や大雪の際に板金が外れたり変形することがあり、この状態を放置すると雨水が侵入し、建物内部の劣化を招くため迅速な補修が必要です。
- おすすめ.3
- 板金部分のサビや汚れが目立つと、建物全体の見た目も悪くなります。交換や修理を行うことで、美観を取り戻し建物の価値を高めるので、外観の劣化が気になる方に板金工事がおすすめです。
各種板金工事のメリット3つ
01.建物の美観を改善
新しい板金への交換や補修は、建物の外観を一新させます。見た目の改善により、住宅全体の印象を良くし、価値を維持できます。
02.建物の防水性と耐久性を向上
板金工事は雨水の侵入を防ぎ、建物内部の腐食や劣化を抑えます。これにより、建物の耐久性を長期間保つことができます。
03.修理・補強により災害リスクを軽減
風雨や雪の影響を受けにくくなるため、災害時の被害を軽減します。特に台風の多い地域では、板金の適切な補強が効果的です。
板金工事が必要なタイミング
以下のようなサインが見られた場合は、板金工事が必要なタイミングです。
- 板金の隙間から雨水が漏れている
- 板金が曲がっている、または外れている
- サビや穴あきが見られる
これらの症状が見られる場合は、専門業者による点検と修理を検討しましょう。放置すると雨水が侵入し、屋根の汚れや腐食、基礎部分の劣化が進行し、カビの発生や建物の耐久性低下を招く恐れがあるため、早めの対応が求められます。
各種板金工事の方法と選び方
板金工事は、各種板金の状態や予算に応じて適切に行う必要があります。
板金工事の種類 | 役割 | 主な効果 | 主な効果 |
---|---|---|---|
軒先唐草 (のきさきからくさ) |
部分的な補修 | 壊れた部分を修理し、必要に応じて補強。 | 局所的なサビや破損が見られる場合。 |
ケラバ包み | 部分的な補修 | 屋根の側面のサビや劣化部分を補修。 | 局部的な損傷や見た目の劣化が軽度な場合。 |
棟板金 (むねばんきん) |
部分的な補修 | 棟板金の接合部の修理や新しい部品での補強。 | 小さな亀裂や劣化が見られる際に有効。 |
換気棟 (かんきむね) |
定期的なメンテナンス | 換気機能を保つための清掃や部品交換。 | 結露防止や屋根裏の空気環境改善を目指す。 |
谷板金 (たにばんきん) |
板金の全交換 | 劣化が進行している谷部分を新しい板金に交換。 | 雨水の漏れや錆びが広範囲にわたる場合。 |
雨押え板金 (あまおさえばんきん) |
部分的な補修 | 接合部の防水性を高めるための局部的な修理。 | 局所的な漏れや腐食が発生した場合。 |
各種板金工事の施工単価(㎡)は?
施工費用は修理の範囲や内容によって異なりますが、1mあたり3,000円〜7,000円が目安です。足場の設置が必要な場合や大規模な交換となる場合は、さらに費用がかかることがあります。
板金工事の流れ、工期について
-
STEP1
近隣挨拶
初日(1週間前まで)
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STEP2
劣化箇所の確認と足場の設置
1日
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STEP3
既存の板金の取り外し
1日
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STEP4
新規下地・板金の設置
1~4日
-
STEP5
仕上げと検査、足場解体
1日
板金工事の施工事例
川崎市の棟板金工事
葺き替え工事を行った際の、棟板金繋ぎ目部分の工事です。かなり複雑な構造ですが棟板金が少しでも浮いていると雨漏りの原因に繋がりますのでしっかり仕上げます。
板金工事3つの「注意点」
板金工事にはいくつかの注意点があります。これらを理解することで、長期間安心した快適なマイホーム生活を過ごせます。
注意点.01費用の見積もり比較
適切な施工業者を選ぶことは非常に重要です。経験や実績が豊富な業者を選ぶことで、施工の質を確保し、トラブルのリスクを軽減できます。信頼できる業者に依頼することで、安心して工事を任せることができます。
注意点.02施工業者の選定
雨どいの修理を自分で行うことはリスクが伴います。高所作業による転落事故の危険性や、専門知識がない状態での修理による不完全な仕上がりなどが考えられます。特に劣化が進んでいる場合は、プロに任せた方が安全で効果的です。
注意点.03施工後の保証を確認
工事が完了した後も、何らかの問題が発生することがあります。施工後の保証がしっかりしているかどうかを確認し、万が一の際にも対応してもらえるようにすることが重要です。保証内容や期間について事前に確認しておくと安心です。
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