そもそも瓦屋根とは?
瓦屋根は、日本の伝統的な屋根材で、粘土を焼き固めて作られたものです。耐久性が高く、防火性や断熱性にも優れているため、長い歴史を持つ住宅の屋根材として使用されています。
瓦屋根はこんなお客様におすすめ!
- おすすめ.1
- 瓦屋根は、美観を重視する方におすすめします。瓦屋根には伝統的な美しさと重厚感があり、日本家屋や和風建築に最適です。
- おすすめ.2
- 耐久性と長寿命を求める方にも推奨します。なぜなら、瓦屋根はメンテナンス次第で50年以上の耐用年数が期待でき、長期的なコストパフォーマンスが高いからです。
- おすすめ.3
- 瓦は不燃材であり、火災時の延焼を防ぐ効果があります。特に住宅密集地での防火対策に最適ですので、防火性が必要な方には最適です。
瓦屋根4つのメリット
瓦屋根は古くから日本の住宅に用いられてきた伝統的な屋根材で、現代の住まいにも多くのメリットがあります。以下に、瓦屋根に葺き替える際の主なメリットを挙げていきます。
01.高い耐久性
瓦は耐久性に優れ、定期的なメンテナンスを行えば一般的に50年以上、場合によっては100年近く持つこともあります。具体的な耐久期間は使用する瓦の種類や品質、メンテナンスの頻度によりますが、他の屋根材と比較しても非常に長持ちするのがメリットです。
02.防音・断熱性能
瓦の厚みと材質が、断熱効果や遮音効果を発揮します。夏は涼しく、冬は暖かい屋内環境を保ちます。
03.美しいデザイン
瓦の重厚なデザインは、日本家屋に風格をもたらし、景観を引き立てます。
04.耐風性と防水性
瓦の重さが強風に強く、隙間のない設計で雨水の侵入を防ぎます。
瓦屋根の修理が必要なタイミング
瓦屋根の劣化を見極める方法
瓦屋根の劣化サインには、以下のようなものがあります。
- 瓦のズレ・割れ
- 雨漏り
- 苔やカビの発生
これらのサインが見られた場合は、早急な修理・点検が必要です。特に、瓦のズレや割れが進行すると雨漏りが発生し、建物全体の影響が懸念されます。
劣化サインが現れた瓦屋根の具体例
例として、瓦の表面に細かなクラックが入ったり、剥がれ落ちている場合、瓦が吸水しやすくなり、凍結や膨張によるさらなるダメージを受けることがあります。また、瓦のずれや浮きも劣化の兆候で、強風や地震による影響で固定が緩んでいる可能性があります。これらの症状が確認された場合は、速やかな瓦の交換や修理が必要です。
瓦屋根の修理方法と選び方
瓦屋根の修理方法には、「部分補修」「差し直し」「葺き替え」があり、それぞれの方法の選択は屋根の状態や予算に応じて行う必要があります。
修理方法 | 内容 | 適用状況 |
---|---|---|
部分補修 | 既存のスレート屋根の上に新しい屋根材を重ねて設置する方法。 屋根の強度や防水性能を高めます。 |
大規模な修理が必要な場合、既存屋根を撤去せずにコストや工期を抑えたい場合、断熱性・防音性を向上させたい場合に適用されます。 |
葺き直し | 既存の屋根材を全て降ろし、新規下地・新規防水ルーフィングを貼り、既存の瓦を使用して施工する | 瓦の劣化ではなく下地など部分的な老朽化が見られる場合に適用します。 |
葺き替え工事 | 既存の瓦をすべて撤去し、新しい瓦に変更します。 | 瓦全体が劣化している場合に推奨されます。 |
瓦屋根 5つの「要注意」
瓦屋根にも注意すべき点があります。施工時やメンテナンスの際にはこれらの点を考慮しましょう。
注意点.01強風による瓦のズレや破損に要注意
瓦はその重量で安定していますが、強風によってズレたり、飛散することもあります。特に、台風シーズンには瓦が部分的にずれていることが原因で雨漏りが発生するケースもあるため、定期的な点検と補修が大切です。
注意点.02雨漏りのサインに要注意
古い瓦や施工不良が原因で雨漏りすることがあります。屋根裏に水染みやカビの発生が見られたら、瓦の劣化やすきまが原因の可能性があるので、定期的に屋根裏をチェックしましょう。異変があれば、リルーフなどの専門業者への相談が必要です。
注意点.03コケやカビの発生に要注意
瓦屋根の北向きや日陰の部分には湿気が溜まりやすく、コケやカビが発生しやすい環境です。これにより屋根が滑りやすくなり、雨水の排水にも悪影響を及ぼします。防苔対策としてのコーティングや定期的な清掃が必要です。
注意点.04瓦の割れやひび割れに要注意
経年劣化や凍結による膨張で、瓦にひび割れが発生することがあります。これらは特に冬季に起こりやすく、ひび割れた瓦を放置すると雨漏りや内部の腐食を引き起こす原因となります。冬前の点検で早めに修理対応を行うことが重要です。
注意点.05鳥害に要注意
瓦屋根の隙間や瓦の下に鳥が巣を作ることがあり、これが雨漏りや害虫の原因になる場合もあります。特に春先には鳥が巣作りを始めるため、定期的なチェックとすきまの対策が必要です。鳥害対策として専用のネットやカバーを設置することも有効です。
注意点.06高重量のため地震などの災害の際に不安要素になる
瓦が重いことから地震や台風などの災害時の不安要素となります。リルーフはお客様とご相談の上、差支えなければ瓦から軽量屋根材へ葺き替えをおすすめしております。
瓦屋根を修理(リフォーム)する際の費用は?
リルーフで瓦屋根をリフォームする際は、以下の費用になります。
- 費用
相場 - 5,900円~9,000円(税抜)/㎡程度です。
※本体価格のみ。別途、役物、ルーフィング等の費用あり。
瓦屋根リフォームの流れと工期について
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STEP1
既存の瓦屋根の撤去
1日
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STEP2
垂木の補修・調整
1日
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STEP3
野地板の張り替え
1日
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STEP4
ルーフィング(防水シート)工事
1日
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STEP5
瓦の設置
2~4日
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STEP6
棟瓦・冠瓦の取り付け
2日
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STEP7
屋根の葺き替え完了
1日
瓦屋根の修理実績
瓦屋根の雨漏りの原因
瓦屋根の雨漏りの原因を解説します。
西東京市の瓦屋根漆喰工事
瓦屋根の漆喰劣化、剥がれの補修工事
リルーフの短時間ドローン屋根点検
これまでの瓦屋根の確認や点検は、屋根に登って実際に歩き回るか、少し離れた場所から目視するのが一般的でした。しかし、現在ではドローン(遠隔操縦の無人機)を使用して、空中から屋根を確認したり録画したりすることが可能になりました。
この技術のおかげで、お客様と職人がリアルタイムで瓦屋根の状態をチェックできるようになり、普段は見ることができない屋根の様子を上から確認できるのは非常に画期的です。熟練した職人がドローン映像を見ることで、瓦の割れ、ズレ、カビや苔の発生といった劣化サインをすぐに見つけることができます。ドローン点検では、ハシゴや足場を組む必要もなく、屋根に直接登らないため、瓦を破損させる心配もありません。安全・安心・スムーズな点検が可能です。これからはドローンを用いた瓦屋根の点検が一般的になるでしょう。
ただし、近年はドローンで撮影した屋根の映像を見せながら訪問営業を行う業者も増えていますが、これは以前からある悪徳商法と似た危険があるので注意が必要です。不正に画像を改変して瓦屋根が壊れているように見せかけ、修理を迫るケースも報告されています。瓦屋根の点検や修理は、地元に根ざした信頼できる業者に依頼することが安心です。
『ドローンによる瓦屋根無料診断を実施中』
リルーフではドローンを使用した瓦屋根の無料診断を実施しています。お客様と職人がリアルタイムで瓦屋根の状態をチェックでき、診断時間もわずか10分程度です。お忙しい方でも短時間で安心してご利用いただけます。(このサービスは予告なく終了する場合がありますので、ご了承ください)
リルーフで取り扱いのある瓦屋根の種類
01.ルーガ(セメント瓦)
ルーガはケイミューが製造するセメント瓦の一種です。軽量ながら耐久性にすぐれ耐用年数も長い特徴を持ちます。美しい外観が長持ちするのが特徴で日本の風土に適した瓦材として、多くの住宅で採用されています。特にルーガ鉄平は、自然石の風合いを再現しながらも重厚感と高級感があります。