ガルバリウム鋼板とはどんな屋根材?
どんな特長やメリットがある?
ガルバリウム鋼板屋根の修理やリフォームについて解説しています。ガルバリウムとは亜鉛、アルミニウム、シリコンを合成した金属のことで、それを鋼板にメッキしたのがガルバリウム鋼板です。耐震性、耐風性、防水性、耐久性などを重視する人におすすめの屋根材です。40年近く長持ちするので経済的でもあります。特長としては軽量なことで家屋の耐震性が高まります。またスタイリッシュな美観を演出できる点も人気です。
耐久性に優れサビにくい!急速にシェアを拡大する人気屋根材。
そもそもガルバリウム鋼板とは?
そもそもガルバリウムという素材は、亜鉛、アルミニウム、シリコンを合成した金属のことです。そのガルバリウムでメッキした鋼板の屋根材がガルバリウム鋼板です。現在は屋根ばかりでなく外壁などの建材に多用されています。
ガルバリウム鋼板の屋根はこんなお客様におすすめ!
- おすすめ.1
- 屋根と建物の耐震性、耐風性、防水性、耐久性などを重視する人には断然ガルバリウム鋼板をおすすめします。他のスレートや瓦と比べるとこれらの要素に優れているからです。
- おすすめ.2
- 長期的な視点に立ったコストパフォーマンスを重要視するお客様にもガルバリウム鋼板を推奨します。なぜなら40年以上の耐久性を持っているので結果的に割安になります。
- おすすめ.3
- ガルバリウム鋼板の独特な風合いや自由自在で個性的なデザインが気に入っている場合は迷うことなく採用してください。きっと美観が際立ちます。
ガルバリウム鋼板の屋根に葺き替えるメリット4つ
現在の屋根がガルバリウム鋼板以外のスレート屋根であれば、葺き替え後は定期的なメンテナンスをしながら40年以上の耐用年数が期待できます。葺き替えるなら以下のようなメリットがあります。
01.耐久力があり、長持ちする
ガルバリウム鋼板を装備した屋根は、定期的なメンテナンスさえ確実にしていれば40年近く使うことができます。
02.サビにくい!
ガルバリウム鋼板は含まれている亜鉛の作用によって鉄の腐食が抑制されます。「サビない」というよりは「サビにくい」というのが正確です。万一サビが浮いた場合はサビ取りの塗料がありますのでリルーフにご相談ください。
03.軽量で耐震性が高い
葺き替えるメリットのなかでもよく知られた特長です。ガルバリウム鋼板の屋根は非常に軽量なので家屋の耐震性が高まります。
04.スタイリッシュでモダンな美観を演出できる
ガルバリウム鋼板の金属感あふれる風合いは、周囲に都会的でスタイリッシュな印象を与えます。またモダンなデザインも演出できるため、美観のある屋根といえます。
ガルバリウム鋼板へ履き替えが必要なタイミング
屋根の劣化を見極める方法
スレート屋根やトタン屋根の劣化サインには、以下のようなものがあります。
- 色褪せ
- サビの発生
- 歪みや波打ち
- 雨漏り
これらの兆候が見られた屋根は、修理やメンテナンスが必要な状態です。特にサビや雨漏りが進行すると、構造に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、早急な対応が求められます。
ガルバリウム鋼板へ履き替えが必要な屋根の具体例
例として、表面に白っぽい粉が付着していたり、サビが進行している場合は、ガルバリウム鋼板へ履き替えが必要なサインです。また、目視で歪みが確認できる場合、風や積雪による負荷で鋼板が変形している可能性があります。このような状態では、早急な工事が必要です。
ガルバリウム鋼板の屋根 5つの「要注意」
基本的に良いことづくめのガルバリウム鋼板の屋根ですが、注意しなくてはならない点もあります。これらは耐用年数にかかわる問題なのでよく考えて施工しましょう。
注意点.01海辺の近くでは塩害を受けやすいので要注意
海辺に住んでいると家屋や自動車が塩害を受けて腐食することはご存知だと思います。ガルバリウム鋼板の屋根も同じことが起きます。塩分が付着してサビる可能性があり、損害保険でも海辺から500メートル以内は保証されないことが多いようです。
注意点.02工業地帯など粉塵が浮遊している地域は要注意
工場の煙突から排出される粉塵にはいろいろな成分が含まれているので、ガルバニウム鋼板にとって著しく有害な成分が含まれていないか注意が必要です。
注意点.03落ち葉が積もる場所は要注意
落ち葉や木の枝がガルバニウム鋼板の屋根に積もると、電食作用が起きて鋼板の腐食を引き起こすことがあります。落ち葉が雨樋に詰まる家や、木が天井や外壁に触れる家は、日ごとのメンテナンスが必要です。
注意点.04低勾配の屋根に水たまりはないか要注意
ガルバリウム鋼板の屋根はフラットに施工されることが多いため、水たまりができる可能性があります。屋根の傾斜がゆるいと耐用年数が短くなると言われているのはそのためです。低勾配の屋根はときおり観察するようにしましょう。リルーフならドローンで点検できるので安心です。
注意点.05異なる金属の接触で電食作用に要注意
異なる金属が接触することで電食作用が起きることがあります。屋根の場合はガルバニウム鋼板とステンレスの相性がよくないとされています。塗膜処理をせずに接触させるとサビが浮きやすくなります。この場合、すぐに補修が必要です。
ガルバリウム鋼板の屋根にリフォームする際の費用は?
- ガルバリム鋼板
1㎡あたりの工事費用 - 6,000円~10,000円/㎡
(税込6,600~11,000円/㎡)
ガルバリウム鋼板屋根リフォームの流れと工期について
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STEP1
既存の屋根材を撤去する
1日
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STEP2
垂木の取り付け
1日
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STEP3
野地板の増し張り
1日
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STEP4
ルーフィング(防水シート)工事
1日
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STEP5
ガルバリウム屋根材の設置
2~4日
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STEP6
貫板と棟板金の設置
1日
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STEP7
屋根の葺き替え完了
1日
ガルバリウム鋼板屋根のリフォーム実績
川崎市麻生区の屋根カバー工事
ひび割れなどの劣化が見られた屋根を断熱材入のスーパーガルテクトでカバー
板橋区の屋根葺き替え工事
板橋区での屋根葺き替え工事・瓦の棟(熨斗)積み直し工事(雨漏り修繕)
横浜市の塗装剥がれ屋根をカバー工事
既存屋根の棟板金にも浮きが見られている状態の塗膜が剥がれをスーパーガルテクトのシェイドブルーでカバー
リルーフの短時間ドローン屋根点検
以前は屋根の確認・点検・調査というと、すこし離れた所から視認するか、屋根に登って動き回るしかありませんでした。しかし現在はドローン(遠隔操縦の無人機)を利用して空中から眺めたり録画したりできるようになりました。
おかげでお客様と職人が屋根の状態をリアルタイムで見ることができます。普段は見られない屋根を上から見られるのは画期的なこと。熟練した職人が見れば屋根の不具合や劣化が一目瞭然です。ドローンによる確認・点検・調査ではハシゴや足場を使う必要がありません。屋根に登って踏み歩くこともないので屋根材が破損する心配もありません。まさに安全・安心・円滑です。これからはドローンによる屋根診断が日常化するでしょう。
ただし最近は空中撮影した屋根を見せながら飛び込み営業が訪問して来ることがあるようです。これは以前からある悪徳商法と同じような危険があるので注意してください。画像をその場で改変して屋根を壊れたように見せかければおいしい商売になるからです。屋根のことは地域密着で職人を抱えた信頼できる業者に依頼するのが安心です。
『ドローンによる屋根無料診断を実施中』
私たちリルーフはドローンによる屋根無料診断を実施しています。お客様と職人がリアルタイムで屋根の状態をチェックします。そして時間も10分程度で終了します。お忙しい方でも安心してご依頼いただけると存じます。(このサービスは予告なく終了する場合がありますのであらかじめご了承ください)
リルーフがおすすめするガルバリウム鋼板屋根材
ガルバリウム鋼板も次世代型の製品が次々と登場しています。リルーフはこれまでの知見と経験を活かして厳選した製品をご提案しています。特に優れた機能性を持つガルテクトシリーズを推奨いたします。
01.ガルテクト
ガルテクトはガルバリウム鋼板の進化型として認知され、わが国でも広く普及しています。際立つ特長としては1平方メートルあたり5kgという軽量を実現したこと。地震の際はこの軽さが寄与して家屋を守ります。軽さ以外にも断熱性(冬温かく夏涼しい)や、遮熱性(雨音の削減)に優れています。
02.スーパーガルテクト
従来型と比較すると耐久性が約3倍向上したといわれるエスジーエル鋼板を使用しています。軽量で耐震性に優れていることもあり、伝統的な瓦屋根から葺き替えするお客様が増えてきました。この製品はガルバリウム鋼板と断熱材が融合しているため断熱性や遮音性がアップしました。また色彩も落ち着いていて高級感があります。ぜひご検討ください。